不動産鑑定士になるには

不動産鑑定士になるためには、 国土交通省土地鑑定委員会が実施する不動産鑑定士試験(短答式及び論文式試験)に合格し、一定期間の実務修習のすべての課程を修了した上で、国土交通大臣の登録を受ける必要があります。

不動産鑑定士は、 不動産の価格を適正に判定できる唯一の国家資格です。

不動産鑑定士試験概要

不動産鑑定士は試験合格がゴールではありません。登録してはじめて不動産鑑定士として活動することが認められます。出願から不動産鑑定士を名乗れるようになるには最短でも約2年かかります。

短答式試験

試験科目 不動産に関する行政法規/不動産の鑑定評価に関する理論の2科目
受験資格 年齢、学歴、性別、国籍を問わず誰でも受験できる
試験日 毎年1回、5月実施

論文式試験

試験科目 民法/経済学/会計学/不動産の鑑定評価に関する理論(演習問題)/
不動産の鑑定評価に関する理論(論文問題)の5科目
受験資格 短答式試験合格者
試験日 毎年1回、8月上旬頃実施(3日間)

実務修習

国土交通大臣の登録を受けた実務修習機関において「実務修習」を受けます。

不動産鑑定士

実務修習修了考査の結果、修了を認められ、国土交通大臣の修了の確認を受けた者が 不動産鑑定士として登録することができます。

詳しくは国交省ホームページをご覧ください
(別ウィンドウで開きます)

資格取得後は

資格取得後は、不動産会社をはじめ、金融機関やコンサルタント、シンクタンクなどの一般企業に所属する企業内鑑定士として働いたり、あるいは独立開業して新たな事業をスタートさせるなど、さまざまな働き方が可能です。

企業内鑑定士

一般企業に所属し、鑑定評価部門において鑑定評価等業務を行うことや、不動産鑑定士の 知見を活用して他部門で活躍できます。
( 不動産会社/信託銀行/生保・損保会社 ほか)

不動産鑑定士

不動産鑑定業の登録を受け、不動産鑑定事務所を開業することができます。